Greeting,principles and goals学校長挨拶・教育理念・
教育目標

「わたし」が変わる、
「わたし」がわかる3年間に。

学校長挨拶

学校長挨拶

札幌北斗高校は、初代校長となる岡テヂが「岡裁縫教授所」という小さな裁縫教室を開いたのが始まりです。その後1928年「札幌岡裁縫女学校」として開校しました。当時の女学校と言えば、裕福な家柄の娘たちが通う学校が多かったのですが、本校は、様々な職種の娘達、いわば庶民の子女が通う学校でした。家柄や貧富に関係なく女性の誰もが幸せになることを願った学校として出発したのです。1999年男女共学となり、巣立った生徒は、創立以来3万人を超えています。彼・彼女らは満天にそれぞれの色を輝かせる“煌星”のように、個性を発揮し様々な分野で活躍しています。

本校の校舎前には、毎日生徒達を迎え、最後に見送る「星座像」が立っています。制作と命名は、あの札幌羊が丘展望台にあるクラーク像を作製した坂坦道氏です(1960年7月完成)。本校の校名は星座の北斗七星に由来します。北斗七星は北極星(真北)を探すための目印とされてきたものです。地上や海上で方角を失っても北斗七星を見れば正しい方角を知ることができます(ひしゃくの形をした北斗七星の先端の2つ星を5倍した所に北極星がある)。本校は日本中の人々がゼロからの出発を余儀なくさせられた終戦直後の時代に、希望と勇気を持って明るい未来の方角へ間違わずに進むことを願って1946(昭和21)年、「札幌北斗」と校名を改めました。坂坦道氏が1961(昭和36)年に当時の生徒会機関誌に寄せた文章に『…何か希(ねが)いを与えてくれるあの星座。いつもいつも澄み切った希い、そして明日もまた元気に歩いて行ける道を教えてくれるあの星座。…星座のあらわす希いを胸に正しく生活されんことを祈ります。』と書いています。きっと北斗七星からイメージを膨らませ、星座像を作ってくださったのではないかと思っています。

本校は、教育目標を「真理の探究・個性の顕現」としています。真理の探究とは「こつこつ勉強し、何が正しいことかを学びたずねること」。個性の顕現とは、「こつこつ自分の長所を伸ばし、人のために尽くすこと」です。北斗高校は、こつこつと自分の長所・能力を見出して、家庭や社会や人のためにその力を生かしていく人間になっていってほしい、人に感謝される喜びを幸せと感じていける人間になってほしいと願い、日々育てています。

現代は、気候変動による異常気象や大規模災害、AI技術の急速な変化、社会や経済の不確実性の高まり、様々な国の政治の先行きも不透明で、このような状況は将来の予測が困難な状態という意味のVUCA(ブーカ)の時代と言われています。ともすると自分中心であったり、自国の利益ばかりが先行したりする不透明だと言われる時代にあって、謙虚に学び成長した自分の力を人のために使い、社会に貢献できることを幸せと思える人にと教える札幌北斗高校の教育は、旅人にとっての北極星のように、私達の歩むべき方向を示す一筋の光明ともいえるのではないかと自負いたします。

このような時代に生きる人間として、私たちは何をしていけばいいのでしょう。平和とは何か、私たちにできることは何か、正解の見当たらない問いを持ち続け、自分の頭で考えていかなければなりません。考えていく力をつけるために札幌北斗高校で学んでいきませんか。本校には3年間を通して「生きる力」を育む独自の教育システム「きらぼしチャート」があります。授業・部活動・行事・ボランティア活動など様々な体験・勉強ができます。勉強とは、自分を知ること、そして他人・ほかを知ることです。自分の可能性、長所、能力って何だろう。そして、他人との違い、共通点、尊重し合うとはどういうことだろう。毎日こつこつ学ぶことでわかってきます。そうして身に着けた知恵と能力を人のためにより良く生かしていける人になってほしいと願う、それが札幌北斗高校です。

田中 洋子

教育理念

 人の数だけ「生き方」があります。それは満天に輝く星々(この星々を「きらぼし」と言います)の一つひとつの星が、それぞれの色(個性)を持って輝くのと同じです。一人ひとりの生徒が、大人になって輝いてほしい、と願っています。

 それを実現するには、3つのことが大切だ、と考えています。

1つ目は、何が正しくどうすればより良い解決やより良い結果を導くことになるのかを忍耐強く、コツコツ追究する力を身に付ける、ということです。これを「真理の探究」と言っています。

2つ目には、自分を生かして家庭や職場でより良い役割と仕事をすることにより、他から認められる(役に立つ)ことを最大の喜び・幸福とすることです。ここには工夫と誠意と謙虚さ、愛情があります。このような喜びを自分の最大の幸福と感じられる人を「品位ある」人と言っています。

3つ目に、自分を生かすとは、自分の長所(個性)をコツコツ伸ばすことから生み出され、その長所を人のために発揮することです。これを「個性の顕現」と言っています。

 本校は、一人ひとりがたくましく生きていける力をつけ、個性を発揮して輝くための準備の手助けをします。

建学の精神

 本校は「品位ある敬愛に満ちた自律的で創造的な女性の自立」を建学の精神とし、1928(昭和3)年に「札幌岡裁縫女学校」として開校しました。共学となった現在も、「女性の自立」は「人間としての自立」として継承発展され、「品位ある敬愛に満ちた自律的で創造的な人間としての自立」となっています。

校訓-質実真摯-

 本校の校訓は「質実真摯」です。飾らず偽りの無い言行をとり、真面目で直向(ひたむき)に行動せよと教えています。この校訓に従い、自らの進路を切り拓くことを軸に、虚飾にとらわれない節度ある生活の中で、友と共に勉強と部活動、さらに委員会活動や行事に専念できる充実した教育システムやプログラムが展開されています。

教育目標-真理の探究 個性の顕現-

「真理の探究」とは、物事の善悪良し悪しを自らの力で判断し、行動するために、一生懸命コツコツ学習することです。「個性の顕現」とは、自分の長所を知り、その長所を中心にして能力を開発伸長させ、自分を人により良く役立てられるようにコツコツ努力することです。

スクールポリシー

  • 01アドミッション・ポリシー 
    ~求める生徒像~

    • (1)利己的ではない素の自分を大事にし、何事にも積極的にこつこつ取り組もうとする人
    • (2)礼儀正しく、ルールを守り、人の痛みや思いを理解しようとすることができる人
    • (3)感謝を持ちつつ人のために頑張ろうとし、責任をもって自分の役割を担おうとする人
  • 02カリキュラム・ポリシー 
    ~教育の方針~

    • (1)全日制普通課程
    • (2)きらぼしチャート①4つの柱②コースフォーカシング制
    • (3)3年6学期制をしき発達段階に応じて送りだす生徒像育成をはかる
  • 03グラジュエーション・ポリシー 
    ~送りだす生徒像~

    • (1)自分の長所・能力を見いだし、家庭と仕事・地域を大事にし、人のために自分をより良く生かそうとする人
    • (2)多様性を認め協同する中で平和と幸福を謙虚誠実に追究しようとする人
    • (3)基本を大事にしつつ進取の精神と向上心を持ち、事に真摯に向き合う人

教育目標

真理しんり探究たんきゅう 個性こせい顕現けんげん

「真理の探究」とは、こつこつ勉強し、何が正しいことかを学びたずねることです。

「個性の顕現」とは、こつこつ自分の長所を伸ばし、人のために尽くすことです。

札幌北斗高校は、謙虚に学び成長した自分の力を人のために使い、社会に貢献できることを幸せと思える人になってほしいと願っています。満天の夜空にきらめく煌星のように、生徒一人ひとりが個性豊かな光を放っていってくれるよう応援しています。

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